CALMOFOAM カルモフォームとは

「CALMOFOAM」はフェノールフォームをベースに開発された吸音材です。
従来と異なるメカニズムで吸音しています。
一般的に吸音材は 1.空気が通り(通気性)2.柔らかく(硬化性)3.空気層が潤沢(気密性)の要素が必要です。「CALMOFOAM」はこの3つの要素がありません。

カルモフォーム
01 通気性
「CALMOFOAM」は密度が多く空気の通りにくい構造のため、音を伝える空気伝播が少なくある程度の遮音効果が期待できます。
一般的な吸音材は空気が通過しなければ吸音しないため、音の通過を許してしまい、音を止めるには遮音材が必要です。そのため防音パネルなど重いというのが常識です。 CALMOFOAMは遮音性があるため、軽い遮音材と組み合わせることで軽量防音パネル化が可能です。
02 硬化性
フェノールフォームは脆いという欠点がありますが、本来は硬い樹脂です。点圧には弱いですが面圧には強度があります。
この硬さがCALMOFAMの吸音には必要不可欠であり、また硬質系ならではの若干の反響性もあります。一般的な吸音材には反響性がありませんが、この性質が調音という吸音した時に音環境の最適化へ貢献しているのです。
03 機密性
一般的な吸音材は空気層が大きく吸音に影響します。
これは吸音材内部に音を取り込み空気層の中で音が空気摩擦で減音すると言われています。 「CALMOFOAM」は空気層が気密ですが、フォーム表面で音が振動に変換され機密な空気層を通過する際に、空気抵抗を受けて減音すると考えられています。 この機能により透過性が高い中低音を効率的に吸音しているのです。他の吸音材との大きな差はこの中低音の吸音特性にあると考えて下さい。
04 吸音特性
「CALMOFOAM」はこの3つの要素から成り立つ吸音材です。
音に対して低音から高音までを滑らかに吸音し、中低音吸音により音漏れを抑え、さらに吸音材を多様すると起こる「こもり音」が無く快適な音の環境を整えることができます。世界でも類を見ない吸音特性の吸音材、それが「CALMOFOAM」です。
一般吸音材 CALMOFOAM
吸音性特性 中高音吸音 中低音吸音
加工性 カットが難しいものがある カットが容易にできる
会社概要
matsumuraaqua